遊戯王のお話

このままだと日曜になってもゴーラッシュ見て盛り上がるテンションになれなそうなので、
今後も和希先生の築かれた遊戯王という作品をちゃんと盛り上げて楽しみ続けるためにも、また悲しむべき時おもいっきり悲しむとしても日常生活や他の明るい部分まで犠牲にしないためにも、
遊戯王のお話をして少し心を整理しておこうという雑談記事です。

ユベル役の鶴さんの訃報の際の当時本当に辛くてご飯も食べれなくて心が折れそうで、サイトを昔のサーバーから今の場所に移転予定だった中もうサイト自体辞めるかどうかみたいな状態だったのを、それでも予定通りこのサイト移転して運営し続けたことで逆に気を紛らわす事ができたと言うか落ち着けた経験があり、
辛い時にそっちばかりだとずっと気持ち下がっていっちゃうから空元気でも変わらずいつも通りポジティブな活動し続けたほうが自分にはいい気がしているので、楽しい思い出を語ろうと思う。


私が遊戯王シリーズにハマったのは勿論GXやユベルも大きいのだけど、同時にその頃遊戯王の単行本も初めて読む機会があって、アニメとしては東映版やDM見てはいたけど原作一気に読んだ際面白い!って改めて認識することになり、
そしてちょうどその頃文庫本がちょいちょい発売されていた時期だったのでそれを集めよう!ってなって今に至ります。

なので私がこんなにずっとサイト続けてるほど遊戯王にドハマリしたのはGXだけじゃなく原作読んだからって理由もとても大きい。

東映DMの時も好きな作品ではあったけど二次創作しようとまではまだいってなかったからね。特にサイト開設当初は自分があそこまでユベルにハマってることになぜか気付かず自覚がない状態だったので、カプ的なものもなく単純にGXや遊戯王が好きで描きたいって感じだった。

そしてその文庫版なのだけど私あの頃の和希先生の絵大好きで、
勿論もっと昔や最近の絵も好きなのだけど特に文庫の頃の絵は自分がすごく影響受けていて。

頭身だとか描き方だとか写実的なリアルさがありながらデフォルメも入っていて、
私割と最近までずっとなんとなく、こういう要素好きだから今日はこう描いてみよって感じでお絵かきしてきちゃったので明確にこういう絵が描きたい!この人の絵になりたい!みたいな具体的な指針がなかったのですが、あの文庫本の絵を見た時にはこういうバランスの絵が描けるようになりたいなあ。
って思った結果今ぐらいのデフォルメ感の絵柄になりました。

昔厚塗りもよくやってたのも、単に自分が描きやすかったのもあるけど和希先生の影響もあったと思う。
今はアニメ塗り要素も入れた方が描きやすくなって来ちゃってるとこもあるし、もともと私自体がこんだけ遊戯王絵ばかりずっと描いてるくせにあんま遊戯王の絵柄には似ないという自分にもわからない謎もあるのだけど、
でも髪の毛の描き方は間違いなく遊戯王の影響めっちゃ受けてます。ブロック的に描く感じというかなんというか。

話が自分の絵柄に逸れたけど要するにアニメだけでなく和希先生の描かれた原作の遊戯王も私の中でとても大きい存在だということです!
だから原作の続き映画化の時はめちゃくちゃ嬉しかった。
ジャンフェスのステージ見に行った際に和希先生が登壇されていたのも覚えていますし、和希先生のコメントが載っているのならいろんな書籍も買いましたし、映画自体もコメンタリー上映等含めなんども見に行きました。

それにアニメの方も以前は先生携わられていたので、映画超融合の際も予定になかったのに先生が登壇されてどなたが登場したときよりも一番大歓声上がっていたのが今でも強く印象に残っています。
これらの時登壇される際の先生が革ジャンを着ていてカッコいいのも、世間一般での漫画家さんイメージ像とはギャップあって印象に残っていますね。闇遊戯が革好きそうなのも先生からきているのかなと思ったりもした。

そしてアニメのこと原作のこと色んな書籍でお話されているのを読んだり、絵が拝見できるときが毎回すごく嬉しかったです。
先生の表紙目当ててVジャンプ買ったことも少なくないですし、
画集なんて先生の描いたユベルと十代があるからもうヤバかった!!そののちその絵を20th展で見れたのもやばかった!!
それで言ったら原画展も良かったなあ。今は書籍に載ってるけど映画のコンセプトアート的なラフ絵もここで初めて見れましたしね。

そうああいう絵とかさ、もともとスタジオダイスのHPにあった5D’sのちょっとだけパイロット版漫画みたいなのとか、
和希先生のあれ系の絵まじでカッコよくて大好きなんですよね!!!
なにしろ和希先生は構図神なのでラフだと言うのにその構図によるオーラとか迫力とかがまじで格好いい。
特にコマ割りに関しては和希先生があらゆる漫画の頂点だと勝手に思っている。先生のコマ割り大好き。
ネット上でコマ割りの話題出てる時に評価高い例にされてる事が多くて嬉しい。

カードゲームっていう本来動きがめっちゃ少ないはずのテーマをアイデアや演出、そして画力で動きと迫力付けるのが本当にすごい。
アイデアで言えば決闘盤、そしてDホイール!決闘盤はカードゲーム作品における世紀の大発明だと思う。
Dホイールなんて最初は何故バイクに乗ってカードゲームを…?????
って状態だったのに似たようなもの後続の遊戯王作品でもずっと出されてますからね。

カードに限らず初期はいろんなゲームを出していたり、あと遊戯王以降もドランプとかインスタのゲームアイデアとか色んなものを出されていて、
またBUTTON(スタジオダイスサイトで公開されていた先生作のアニメ)やインスタのVRお絵かきとかって実際にご自分も新しい表現に挑戦し続けていて、
それでいて昔からの青眼やらBMやらBMG等々のモンスターデザインもどんな時代になっても全く色褪せずむしろ新しい気がするくらい唯一無二な存在感があるデザイン。

勿論キャラクターも度肝抜かれる髪型も含め心に残るデザインに、未だにたくさんのファンに愛され続けている中身の魅力。
お話含め二重人格(別人だけど)もの、友情、大会、ライバル、巨大な敵と様々なエッセンスの入った王道的な熱さもありながら
でも溢れ出る個性。
例えば相棒がエジプトのファラオだったりとか、金持ちキャラや社長キャラは世に数多くいても(途中からは)敵じゃないのにあんなぶっ飛んでてかつちゃんと会社経営も考えてるライバルとか。

そして作品として世界中にめっちゃ広く愛され、同時にカードゲームも大人気で多くの子供達や今では大人も夢中にさせている。
OCGの方は良くも悪くも資産みたいな粋まで入ってきているものもあるし、でも今だと遊ぶだけならマスターデュエルである程度なら無料でも世界中の人と遊ぶことができる。

つまり遊戯王はマジスゴイ!
そしてそんな遊戯王を作り出した高橋和希先生はもうメチャクチャMAXスゴイという話です!!!
あれそういう話をする記事だったっけ?自分の思い出話をする記事じゃなかったっけ??まあいいか!

そんな和希先生が亡くなられたこと、頭で分かっていても心には今まだ落とし込みきれてない部分もあります。
本当に私にとって人生とは遊戯王と歩んできたものみたいな部分ありますし、私の中では唯一ちゃんと特技だぞと思える絵も全てといっていいくらいに遊戯王によって長年かけて沢山右往左往しながらじっくり培ってきたもので、
それが急にこういう状況になって瞬間的に頭気持ち切替わるというのは難しいと思う。

でもこの先ニュースで色々触れられたり、いろんな媒体でそう扱われるのを見ていけば嫌でもそういうことだと切り替えさせられるのだと思います。この先現実が変わるわけじゃないものな。
ただ日曜にはゴーラッシュが毎週来るし、遊戯王も終わったわけではなくむしろ先生が作り上げたものがこの先も一層大事に続いていくのだろうと思うので
悲観的になりすぎず、今以上でなくてもよいから今まで通り過ごしていけたらなと思います。

ただ今は悲しんでもいいと思うし今後も悲しい時には悲しんでいいと思う。
でも冒頭描いたけど私は悲観的でいすぎるとそっちに引っ張られる事あるのもあって、
逆に楽しいことは楽しんでもいいと思う。
無理や我慢をすれば爆発してしまうのでガス抜きしつついつもどおり過ごして、時が経つのを待つのが良いのかな。

今はただ心の底から高橋和希先生のご冥福をお祈りいたします。
そしてサイトなんて作ったことなかった二次創作もほとんどしてこなかった一人の人生が変わって、
毎月極力1枚以上は何か描き続けて毎週アニメ見て感想を書いてそれを十数年ずっとやり続けて、
買ったこと無いグッズとか行ったこと無いコラボカフェとか色々遊戯王で初めて経験をして、
ずっと共に過ごして今の自分を形成するほど大好きになれる作品を生み出してくださり
本当にありがとうございました。

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