○映画を見た今、改めてジャンプの前後編をガッツリ考察する回

タイトル通り!
映画見る前はわからなかった部分も見た後なら感じ方が違うはず!!
ってことで今このタイミングで遊戯王劇場版の漫画版前後編を
1から10まで実況形式で細かくガッツリ考察していこうぜな記事です!
その流れで一部パンフや映画前の雑誌他媒体の考察もあり。
私のジャンプ遊戯王のとこ開きすぎてページ取れそうです。
考察してもその内容きちんと伝わる文章書けてるかは謎であるのだけども…。
なのでちょくちょく修正するかも。しないかも。
あらかた書いた後で、ああ事こういうことか!って気付いたりするので困る。
そして今後また映画見た時新たに気付くこともあるかもしれぬ。

映画のネタバレ、そしてジャンプ版のネタバレしか無いので
追記↓からどうぞ。
先に言っておくが、長いぞ。
ちなみに映画公開から入った等でジャンプ版読んでない!読みたかった!
って人はジャンプ+で今も読めるから買おう。
(販促を忘れないスタイル)


始めに前提として今回のキーワードである
試作
という言葉の意味を改めて頭に入れておかねばならない。
試作とは今後本番(製品)の制作をする前提でその前に試しで作ってみることである。
なので試作機がいくら完成しようと、それはテスト機の完成であって
その後に試作機2とか本制作が控えているのである。


まず前編

●前編1ページ目のカラーページしょっぱななのだけども、
映画と同じようなオレンジの粒子がありますね。
これはアテムらの次元領域の象徴なので、この逝きかけた海馬も
一応ガチで上の次元に触れてはいたってことなんですかね?
ピンポイントで見れたのは海馬の意識の高さゆえだろうか…。
しかし表紙のアテムはポロポロしちゃっているので
デジタル的なデュエルリンクスと冥界次元領域のコネクティングが
ロード中みたいな感じなのか、
しかし後編見るとセラの装備や青眼がデュエルリンクス内でこんな感じで
消えてるのに加えてパンフだとこの絵も"消え去りゆくアテム"との事なので
ロードされてる最中モクバやキサラに阻止されてたーってことではなく、
もしそれらの制止が無かったとしても次元や意識パワー及ばず
アテム消えちゃってて結局アテムに会えない+死んでた可能性もあるのかな。

●映画では次世代決闘盤もう完成してるのでニューロンズ計画の名前は
出てなかった気ような。
ここで試作とは新製品にたどり着くため何度も試しで作るものですよ〜
って事を海馬が喋ってくれます。
それがまさか映画ラストにまで試作機云々って単語出てくるとはね。

●この卵システム、この時点でもう産業廃棄物だ失敗作だ
って言い切っちゃってるのよね。
“新製品にたどり着くものなどわずか""この試作機システム「も」"
つまりこの時点で海馬はこのシステムは
製品化は出来ない、本制作には使えないボツだと思っているわけです。
だから"漫画の試作機と映画の次世代決闘盤ではシステムが違う"
ということです。ここ勘違いしちゃいけない。
でもこれは試作なので、本制作には繋がらなくても技術テストとして
試作機としての完成を目指します。

●映画見た後だとテストモニターにそりゃあ百万人以上だろうが応募来るよねって。
各国支部ってことは色んな国にKCの支部はあるのね。
海馬ランドはまだ最終回からまだ半年だけれどどうなんだろう
映画の段階でもまだ日本だけなんだろうか。建設は時間もかかるし。
失敗作システムって分かってるから
被験者のメディカル面について心配してたのかね海馬。
実際この後自身死にかけるしね、まあ普通の利用ならああはならないだろうけれど。

●愛くるしい卵達よって言ってるコマが完全に悪役。
漫画版の決闘システムは脳波を検知して変換するシステムらしい。
それが製品版には没になった結果、
映画では大脳とリンクしどうのこう言ってたな。
クリスタルクラウドネットワークは映画でも名前出てたね。
決闘者のイメージ映像が連動したりカードデータを送られてきたりするらしい。
しかしシステム変更もそうだけど
卵型は室内で篭もるならともかく外でプレイは見た目とか見た目とか
色んな意味で危ないから決闘盤型に戻せたのは正解だと思う。
デュエルリンクスのこっちでの正式稼働(アプリ)はいつになるんだろうか。

●映画の次世代決闘盤では脳波版みたいなリアルオンラインゲーム
みたいな遊び方は出てこなかったけど、
システム変えちゃったからあの遊び方も一緒にボツになったのだろうか。
意識の強さによってモンスター強化されるー
みたいのも映画に出てこなかったしね。
でも意思の強さがモンスターの強さ変えるってのは次元領域決闘と近いとこあるね。
こっちはインフレし放題であっちは0からどんだけ通常の値引き出せるか
って違いはあるけれど。

●異分子の中身がセラちゃんで結構楽しんで「噂ほどではなかったですね…」
とかキャラ作ってるの想像すると可愛い。
そんで兄妹とも流星方界器、仲良し。
クラウドからデータ引っ張ってきてるのだから藍神達も使ってるカードは一応
既存の売ってるカードだったりするのかね?映画あまりそんな気しないけども。
試作機による決闘盤開発もそうだけど、思考ぶっ飛んではいるが
ビジネスの運営上見過ごすことも出来ない〜ってちゃんと経営考えてる
海馬のそういうとこ結構好きよ、社長キャラの鑑
代わりに私情で会社の金使いまくるんですがね!!
ここで映画でも良く聞くことになるプラナの名前登場!
脳波振動数が常人を超越してるらしいけれど映画だと確か
常人の7倍だか藍神が言ってたと思う。

●失敗作なので開発成功でも本制作には繋がらないものの
有り余る可能性を秘めた失敗作と言っていたように
完成度は50%からまだまだ技術としては作り込むつもりである。
VR映像のゆがみはプラナの意識によるものでいいのかな
一部の被験者の脳波データのせいなようだからね。
後々セラに騙されるのもそうだけど、こうやって
超意識の人間がいると動きが不安・危険になるから
脳波システムやめたのだろうね。


こっから後編

●この最初のページで海馬は卵型から
映画にも近いDディスク型ボディへシステムを移し替えて?ます。
でも見た目は映画と近付いても
この段階ではあくまでこのニューロンズ試作機の最終調整であって
システムは映画版のではなく脳波式なんだよね、
まだ移し替えただけだし、この後意識強化決闘するしね。
漫画後編の段階ではアイとディスクだけで
映画みたいに腕の方まで青い線と珠が繋がってないのだけど、
海馬以外に正式なの装着した人間がいないからわからないけど
(遊戯さんのは紙のカード使う用盤)
映画の状態が製品版ってことなんだろうか。
それともあれは海馬仕様であって、この段階でもう
決闘盤のデザインはあらかた決まってたのかな。

●システムの製作者本人なのだからそりゃ王として君臨もできるだろうよ。
BCの海馬コールとかからそうだけど自分の作ったもので自分称えるの好きだな。
しかしセラちゃんに王は永遠に無理と否定されるのである。
例えば精神的とか決闘の強さな意味で
(アテムがいるから彼に勝つまで)王になれない
ってのでも分かるのだけども、
デュエルリンクスっていう海馬が制作したものなのにその中でですら
王になれないってのはデュエルリンクスも次元領域に触れられる
→次元領域の更に次元上昇した先に高次元や冥界がある。
要はデュエルリンクスもアテムのいる高位次元と繋がってるの踏まえて
デュエルリンクス使っても王になるの無理だぞ
ってこともあったりするのかな。

●このいきなりセラちゃん出てくるのもプラナの能力だったんだよね
KCのザルセキュリティかと思ったがそのせいではなかった。すまぬな。
この段階では映画の遺跡で藍神と対峙したみたく低次元に飛ばそうとしたり
決闘脳じゃなく実力行使はできないんだろうか。
プラナの人数的にはどうなんだろう、50人失踪事件はいつからだっけ。
集合意識の力だから人数も力量に関係あるのかな。
いきなり女の子がこんな深部侵入してきたらそりゃ警戒もするだろう。
高い意識が集まり統合して未知なる次元へのアクセスが可能に
って今見るとまんまプラナの目的という。
セラが言う「リンクスの世界で大切な人の声を聞いた」
ってのは嘘なのか、マジなのか…
でもリンクスで聞くくらいなら次元領域使えばいくらでも聞いてそうだぞ。
だから冥界近づけるぜアテムいるぜって言う餌かな。
仮に聞いたとして思いつく相手がシャーディくらいだけど
奴の声聞けるのなら藍神が道踏み外したりしなそうだしな。
いや聞けなくてもあいつ本人この次元に出てこれる気がしますが
最終回の千年アイテム落下シーンにもいるし…。
アテムもファラオだから大事ではあるだろうけど声知らなそう。

●そんでこの次元上昇起きたここなんだけどさ、今思うとこれ
今すぐ同調すれば間に合うぞ!って急かすセラちゃんの口車に
乗せられた時点で海馬はもうプラナの手のひらの上だよね。
だって次元上昇は意識を束ねることで無限上昇させるものだけども
・セラの説明では、この世界はバラバラだけど高い意識(プラナ)が集まれば
未知の次元へアクセスできる
(映画で藍神がこの次元を下げてプラナを持ち上げてたの同じような内容)
・パンフのシン様説明に量子キューブで次元上昇させると説明がある

とのことでつまり、超意識人であるプラナの力使えば
故意的に次元上昇起こせるわけですよ?
海馬はニューロンズの意識束ねることで次元上昇起きることまでは
予定してたみたいだけど、あくまで「束ねて超意識へ進化させ」た結果であり
セラちゃんの言うような"元から超意識の"限られた存在によって作る
次元上昇は想定してないっぽいのです。
セラの話聞いた後の海馬のコマが!!ってなってるのもあり。
しかもニューロンズ計画ってのは"次世代決闘盤の開発コード"であり
この試作機だけではなく本制作での製品完成までが含まれているわけですが、
まだ製品版じゃない試作機の、しかも最終調整で
試作機としての完成すら出来てない状態でもう
予期せぬ急な次元上昇起こされてしまったわけです。
だから本来はもうちょい自然に土台安定してから
次元上昇起こして試すつもりだったはずが、
試作で未完成なうちからわざと急激な次元上昇起こされて
さあ今同調しろ!ってこんな機会無いぞ的に背中押された状態です。
が!パンフにもあるけどシン様やプラナの目標が
次元上昇を目指す・実現させる(そして理想の世界で救済される)
であったように高次元に到着できるほどの次元上昇は
プラナすら今まだ出来てないわけで…。
そうしてセラの思惑通り、不十分な次元上昇で海馬の技術力も不十分なまま
高次元とこの次元の狭間にある不安定な世界(byパンフ)である次元領域
に突入させられ後で死にかける…ていう。
映画見る前はセラの作戦が海馬消そうとした?止めようとしたのはブラフ?
くらいにしか分かってなかったけれども
今見ると作戦内容がだいぶ鮮明になりますね。
映画だと遊戯に優しいのとたしなめる側だから味方に感じるけれども
漫画のセラちゃんはだいぶえげつないないですな。
上にも書いたけどアテムが消えようとしてる+次元上昇不十分
で下手すりゃたとえ死んでもアテムに会えなかったかもしれんっつーね。

●あと漫画と関係ないけどパンフ見てて
あの量子キューブって善悪を持った千年アイテムを
役目終わった後完全なる善に調和させるためのものだったんだな…。
千年アイテムが人の善悪の具現化で、シン様の目的は
プラナというか"人類の"救済らしいから、
千年アイテム通して人の善悪を全て善に変えて
人類みなプラナのような争わない存在にし、
みんなで次元上昇使い楽園行くってつもりだったのかな…。
でもヤツのことは分からん。まるで分からん。

●そいや今更だけど冥界高次元光の新世界(理想の楽園)
は冥界≠楽園だと思うけれども高次元=楽園として
冥界も高次元ってんことでいいのかしら?
台詞描写考えると「冥界かそれとも高次元の世界か」ってセラが言うので
別の場所にも感じるけども、高次元目指す(次元上昇)で
楽園目指すことにも冥界目指すことにも両方繋がるのだから
近しいものではあると思う。
海馬も「高次元へと昇華する!」って言いながら冥界目指してるわけですし。
それに死後の世界っていうかファラオが死後住んでるところ
って考えると楽園より冥界が格低いってこともなかろう。
楽園と場所は違うけどどっちも高次元って認識でいいのかしら。

●冥界!って嬉しそうな海馬である。
この時点で海馬はオカルト大丈夫になっているのか、
それともあくまで科学的に見た高次元の一種と思ってるんじゃろか。
いや科学的な高次元もだいぶオカルトじみてて意味分からぬが。
モクバが”未知なる意識に引き寄せられていく”
ってあるのだけど、これはアテムの意識のことなのか
もしくはプラナ以外の意識が未知なる意識(プラナの超意識)
に引き寄せられて引っ張られてるような意味なのか。
仮にアテムだとしてアテムの意識は未知なるなのかしら。
あとこれは海馬誘導するためプラナ主導なのだろうから
そうなるとアテムに引き寄せられてるというより
アテムの意識にプラナが進んでいってるってのが正しいのではなかろうか。
しかしプラナにアテムの意識ピンポイントで見つけ進む力あるのだろうか。
アテムが現世にいちゃ理想の世界行けないらしいし
アテムの存在(意識)もプラナにとってキーって考えもあるし、
結局高次元にはまだ行けず次元領域突入するだけなのだから
次元領域以降=未知なる意識なのに
海馬のフィルターでアテムピンポイントに見えてるだけ説。
いやそれだと寂しいし、この状況が次元領域関係なのだとすれば
海馬の強い思いによってアテムの意識と繋がりかけた部分も
あったのかもしれない。

●ニューロンズ計画(次世代デュエルディスク)の最終結末は
次元上昇でアテムに会いに行くことだったらしいけれど
結局次元上昇使うとプラナの思う壺になっちゃうし
実際、会いに行くのに使ったのは次元上昇じゃなくキューブの力再現した
次次世代決闘盤試作機だからこの時点ではこの目標破綻したよね。
(プラナやシン様ですら出来てないちゃんとした高次元への次元上昇を
この時点の海馬が自力だけでできるはずないし)。
でもこの時は意識束ねるシステム(決闘盤)を作るのが先でその後アテムに会う
って流れだったけれど、映画最後の次次世代決闘盤制作では
次元領域再現のテストにアテム(決闘盤としての完成はそのもっと先)だったから
目標と過程が前後している。

●映画メモでも書いたけれど映画ラストの試作機と
漫画版次世代決闘盤装置は中身も外見もシステムも違うので別物の様子。
こっちの方は幾つものコード繋がってて脳波読み取るだけの室内据え置き型で
映画版は宇宙射出される独立型だしね。
あと漫画の装置デザインって次世代決闘盤のデザインに沿ってるよね。
映画の試作機も次次世代決闘盤のデザインになったりすんのかしら。
一応漫画のほうも研究者が見守ってるので
あのでかい装置も脳波型の試作機ではあるのか?

●意識高い(物理)
映画で次元領域関係が宙から降ってくるのもそうだけども
高次元だからって上の方にあるんだろうか冥界。
あと上昇してる時のバトルシップに上がった姿出る前の海馬って
あの装置内部の実際の海馬の顔だよね。
一人あんな密室の装置の中で目見開いでこんな顔してるとかこの人怖い。

●「その先に行くのはとても危険…これは忠告です」
※今から同調オススメ(行け)と言ったのはこの人です
セラちゃんによるデュエルリンクス批判。
でも失敗作にしたり被験者気にかけたり
危険性はらんでるのは海馬も自覚あるやも。
「常人意識領域の限界を超えた魔の世界」
って要は次元領域でいいのかね。
高次元(冥界や理想の世界)はまだプラナじゃ行けないものね。
海馬は結局この時点じゃ冥界どころか死にかけて次元領域止まりなのか…
いや逆に映画ラストはプラナたちですら出来てない高次元(冥界)
行きを実現させているのか?!科学で?!
海馬も邪魔者容赦なく消すって言ってるけど
セラの言ってる消えて下さいは物理的生体的なことよね。
結局これはブラフで自分が負けた後海馬後戻りさせず
直接次元領域に導いて意識耐えられなくして死なせる〜
ってのが目的だったようなんだけども。
まあ元から止める気ないわけだからセラちゃんにとって
勝敗どっちでもいいわな。
案外ずるいというかエグいというかしたたか。

●映画だとずっと神秘的な少女で達観してそうな雰囲気あったけども漫画では
まだ子供だから思考悟られてたりアバター気に入ってたりするセラちゃん
歳相応で可愛い。
しかしおそらくはまだ子供ってお前も一応十代だろ海馬。
遊戯への子供扱いといいこいつは自分を何歳だと思っているのか。
映画では基本的に次元領域決闘でもカードステータス毎回フルパワー出してたけれど
漫画ではポイントの上下を戦略として利用してるのが映画とまた違う所で好きです。

●「貴方を止めようと思ったのですが」
※今から同調オススメと言ったのはこの人です。二度目。
むしろこうやって危険ですよとか戻れませんよとか言ったほうが
海馬煽れるって分かってる感。
このまま進ませたいんだから、これ言って止まるようなやつだと思ってたら
危険やらなんやら言わないよね。
海馬が次元上昇目指したのが元々自分で気付いたのをプラナが利用したのか
プラナが裏工作して海馬に知識付けたのかは分かんないけど
だいぶ海馬プラナにしっかり補足されてる。
まあ彼くらいしか王が蘇っちゃう障壁ないからそりゃそうだけども。
「もうすぐです…」
とか思いっきり誘導されてるしなんですぐって距離分かるのか疑問に思うんだ海馬!
明らかに罠。

●漫画最後の時にもう戻れないって言われて海馬が百も承知って答えてるんだけど、
改めて読み考えたらよく分かんなくなってきた。
A、危険でも自分の来た道引き返せない前に進むしか無いって精神説
B、冥界行くんだから死を覚悟してる物理説
まず前提条件として、最初から海馬は死ぬ気だったーはないと思う。
急かされてテンション上がってるとこはあるだろうけど
少なくとも装置に入る段階からもう死ぬつもりだったなら
モクバ!オレは今からアクセスするぞ!的なこと言ってないで
遮断しろよ!モクバ達関わらないとこで個人的にやれよ!と思うのだ。
実際、装置使用中ずっと他の社員に脳波確認してもらいながら
そのおかげで最後モクバに死ぬ前に停止してもらったわけで。
だからBの場合セラと決闘し煽られた結果闇に染まってもいいやってなって
死を受け入れかけたということになる。
ただ罠にハマってるのは十分分かるのだけれどそういう
まだ+だったとこから−への海馬の内面の変化
って点が予測付いても確証はなく、
だからって、今まで漫画は割りと死に急いでて映画は最終的に未来見てる
って印象だったのだけれど案外漫画もこの状況で理知残っているのかという謎も。
前途の通り装置乗り込む時点でなら分かるんだけどその後は
だって闇云々行ってるし顔がヤバイし…顔がアレだし…顔…(顔かよ)、
キサラが止めたってことは間違った状況陥ってるってことだから
この段階では悪い方(B)と考えた方がいいのかな…
いやAだけどアテム察知して近づくに連れBになってしまった皮肉なのか?!
もう海馬は大半やばい顔してるわ脳内はぶっ飛び過ぎてて
よく分からん!!!!!
それ言ったら考察おしまいなんだけどさ

●あと形やデータ見てるとこからしてこの装置自体も
仮に脳波型の試作機なのだとしたら、
このプラナと戦った経験すら次世代決闘盤のデータになっているのかな。
その結果が藍神の力すら封じれるあれか…。
セラちゃん、むしろ海馬強化しちゃったよセラちゃん。
元々失敗作と言ってはいたが、完全に脳波システム切り捨てたのは
プラナに会ったせいもあるかもなあ。
映画ラストの試作機も見えてないだけでモクバだけじゃなく
研究員が常に海馬やエミュの状態チェックしてるんだろうな。
漫画も試作機映画も試作機だとしたら、アテムのいる冥界に向かう
でも漫画は死にかけ止められて映画は冥界までたどり着ける。
この2つの違いはまず漫画はセラに誘われて本来やる予定ではない
タイミングで唐突に乗せられてしまったのに対し
映画は試作機のテストとして自分のタイミングで行っていること、
そして(詳細は後述するけど)海馬の中に
闇があるか光があるか、なのだろうか。
漫画は計画の最終目標がいるかどうかも確証ないアテムであり
血眼(文字通り)にアテム求めて闇に染まってもいいやってなって
もはやアテムしか見えない(文字通り)状況。

対して映画はアテムがいることはもう確定していて方法さえあれば会える状態、
行く直前にはこれ完成すれば新たなデュエル幕開けってわざわざ
未来展望宣言させ、しかもアテムに会うのは最終目的ではなく
まだ試作機のテスト段階であり、
光であり善である量子キューブを再現した機械で出発させる。

簡単に言うと帰る気あるかどうかの違いである。
(実際帰れたかどうかはまた別として)

●前も書いたけど王を目指す→アテムいるから無理→闇に染まる
からの青眼消失でキサラ登場って完全に原作であったセトへの
闇に囚われてはなりません再現だよね。
オレと来い!とか言っといて青眼に振られてやんの海馬ふへへ。
わざわざキサラ来てくれたのは次元領域なのも
あるんだろうか。
今後も闇に囚われそうになってもキサラガードがあると思うと安心である。
映画ではあんまなかったけど漫画だと
アテムに会えるぞって時にお馴染みのワハハ笑いもしてて楽しそう。
映画ラストでもあの時点じゃ神妙そうだったけれど
会った後笑ってんのかな、笑ってんだろうな。
でも上に書いた様にこの漫画最後で見たアテムが消えてるんだとすると
海馬の死に損で会えなかった可能性も高である。
というか次元領域止まりで冥界に着きすらしない可能性も大である。
冥界ついてたら映画みたいにちゃんと風景まで出そう。
あと果てなき闇ならばっつーけど
プラナの理想世界である高次元は光の世界だし
映画のアテム降臨も次元領域も光るし
キューブも千年アイテムを完全なる善にするような
光っぽいアイテムらしいし、でもキューブ自体に
一滴でも闇混じると暗黒次元始まってラスボス藍神再来だし
闇囚われるとキサラに阻止されるしアテムも止めるだろうし

ってことで
むしろ光の方が高次元行くには必要なのではないか?
つまりキューブのちからを再現して冥界行った海馬は
それら諸々含めて光や希望携えて
冥界行ったのではないか。
さっき書いたのはそういうことである。

●海馬が見たアテムの姿は結局一応ガチアテムなのかな。
キサラにすら会ってるしね。
ここでオレは信じる、奴はそこにいた!!
ってアテムの存在確信したことが、映画のパズル完成されようが
藍神に倒されようがアテム信じ抜いた事に繋がるのかな。
だって本人みてるんだもん!
もしこの時アテム側からも海馬の事多少察知出来てたとしたら
それであの映画ラストだとしたら、
あのアテムの笑みはとうとう来たか、の笑みだったかもしれぬな。
映画で遊戯たちも助けてくれたし案外冥界から現世のことは
よく見えるのかもしれない。

●漫画最後のシーンでセラが卵型付けてないのはプラナの力で
デュエルリンクスアクセスしてたからなんですね。
本読んでるのは意識飛んでる最中変に思われないようにだろうか、
でもプラナって肉体ごと意識化して飛んでる感じもするからどうだろ。
今見るとセラちゃんがだいぶ凝った作戦で海馬に会ったんだなということが分かって
藍神の惜しかったよ…てのも確かにって思う。
この時の藍神は海馬を簡単に消せる相手じゃないよフッ
って行ってて映画よりもっと余裕がありそう。
まさかこの半年後パズル集めて組み立てるとこまで行くとは
まだ思ってなかったんだろうか…。
そんでそれ知って一気にプラナ集めて楽園行き
本格的にしだしたのかな。

【総評】
映画前に読んだイメージでは海馬が過去(アテム)に囚われてるー
でも映画でまた前向くだろ!
って印象だったのですが、映画で未来向いてたけどアテムには会いに行く!
ってのは予想外でした。映画前から
アテム復活できないならこっちからアテムのとこ行っちゃえエンド
と予想出来た人はどのくらいいるんだろうか…。
この時点だとキサラが止めたり悪いこととして描かれてたからなあ、
まさか希望保ったまましかし冥界には行くとは…。
そんで今あらためて前後編読むと海馬消す気なのかー敵なのかー
くらいだったプラナが思ったより巧妙な作戦で来ててやばい!
でも試作機諸々もそうだけど、この映画設定多いから
一回見ただけじゃ絶対内容把握しきれず誤解したまま終わりそう。
複数見たとしても理解出来てるとは限らんが。
だって大事な設定の説明ゼリフ複雑だったり逆に
サラッと発されてたり描写ちょっと映るだけだったり
とかそんなん多いんですもん!
一度見て全部把握出来てたら超能力者の域。
しかも映画だけじゃなくパンフやら諸々見なければいけないし
もちろんこの前後編も見ないと印象が変わってしまう。
…なんて恐ろしい作品なんだ…!!!
なんかもうプラナ以上にこの作品自体が怖くなってきたわ。
やはり100ページを一年かけて30分分削っただけあり濃いですな。
あとは映画終了後のディスク化をはやく…でも来年なんだっけ…。

その流れで改めてパンフ、遊戯王新聞、声優本、千年の書、webインタビュー
など映画公開前の和希先生のお話読み返していたらば、
あおれもやはり面白かった。
パンフでプラナのこと先生がSNSのメタファーっておっしゃっていたけれど
津田さんの声優本でもSNSで起こりうる狂気について触れられていて
おお!?ってなりました。
あと海馬がポジティブ馬鹿とか突き抜けてるとかすごいとか
色々言われてるのが映画前でも分かったけれど
今なら輪をかけてよく分かる。凄く分かる。
そして千年の書の彼なりに進化遂げて成長してる
ってのは成長と進化の結果あれ出来ちゃったかーあちゃー><って思ふ
ただでさえすごかったのになんてぶっ飛んだキャラに育ってしまったんだ。
しかし遊戯さんとちゃんとタッグ決闘出来ていたのは純粋に成長かも。
んで海馬に関して原作最後闇薄れてきてたのがアテムがいなくなって
狂気戻って来てるとのことだから
アテムがいること分かった海馬はやはり闇晴れたんじゃないかな
映画でも清々しい顔してたし、と思う。
それとナタリーのインタビューで遊戯・海馬・藍神の三人共の視点で
現在過去未来を描けたら、という発言があるので
遊戯 アテムいなくなった今/断ちきれぬアテムとの過去/信じる未来
藍神 盲信と復讐心/シャーディーの思い出/プラナじゃなくなったこの先
海馬 アテムを追う日々/宿敵との戦い/未来へ進むためアテムとの決着実現
って感じかなと考える。
やはり海馬にも未来はあるのだ。あそこで終わりではないのだ。

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