ガッチャさんのトラウマ
ほぼ2話しか出てこないゲストキャラでただの人間なのに十代に特大のトラウマダメージ植え付けた男、佐藤先生。
トラウマになりすぎて遊戯戦という最後の最後での回想にすら出てくるからねこの人。
佐藤先生回は3期の提起テーマが濃縮されてて、かつ以降の十代が段々メンタル崩れてく起点となる話なので、3期気になった際にはぜひこの回も見て頂きたい。
あと十代のメンタルブレーキ壊れ始める131話(2回目の異世界行く前の回)とか。あの辺とても大事。
あの辺抑えてるとヨハン助けるためにあれだけ十代が焦ってた理由とか色々よく分かると思う。
佐藤先生も生々しい苦労沢山して来た人で辛くはあるのだけれど、
この人もこの人で自分の授業にも悪い部分あったやもって部分には目を向けないで、十代ひとりに全部責任覆いかぶせてるのでそこはちょっと問題。
でもスカーナイトのカードと明確に絆紡いでるとことか好きですね。あと良くも悪くも人間臭い。
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ゲストキャラでここまで物語の縦軸に影響与えたキャラも珍しそうだ。
彼とコブラの言葉のせいで、十代は自分に背負うものが無いことや自分の問題に自分で気付けていないってことで悩みだして、
コブラ戦後半でヨハンにお前はいつだってみんなの期待を背負ってるってこと言われて、オレにも背負うものあるんだ…!ってホッとして、
そうやって軽い決闘しちゃ駄目なんだ背負って戦わないとと思いながらも
まだ命懸けの状態に対するて現実味や背負うことがどういうことかまで分かりきってないとこもあって、
そんなタイミングの皇帝マルタン戦でヨハンが十代からすれば自己犠牲的にも見える行為することになったのをキッカケに、
自分(がユベル宇宙に飛ばした)の責任だ…全部オレが悪いんだ…って自分追い込み始めて、
だから自分がなんとかしないと…!って焦ってたらその行動によって新たに生じるものには気付けず、
今度はその流れで仲間が沢山死んでいって、ヨハンも死んだと言われて、生きてる仲間にも見放されて、
背負うもの無くてもダメだし、背負うもの有るはずでもうまくいかなくてダメだし、結果
オレの何が悪いっていうんだ!!!!(佐藤先生の理屈で言えば何が悪いか気付けていないこと自体がすでに悪い)
というのが覇王化の流れなので、以降の話も含めて3期は特に3期全体で見てこそお話がわかるとこが強い感。(だからこそ回想でよく出てくるんだろうけどもね佐藤先生)
なのでやはり通しで見るのが本当は一番オススメさね。
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